fc2
廉價なる豪華品
1,001回目 のエントリは初心に帰って安カメラのお話を。



一昨日の休日、セミ・パール で1本消費した後はベスト半裁でも1本撮影
そのベスト半裁のカメラは完全なる試写で、購入直後に行ったモノ。

つまり、月曜の休みにまたもや古カメラを購入している阿呆なのであります。




















08051401.jpg
買ったのは2台目となる ベビー・パール




ぶっちゃけた話 「速写ケースが欲しいんだよなぁ」 と言う救いようのない理由なんですが。


何せ吊り環の無い古カメラの場合、速写ケースが無いと持ち運びが不便でして
常に片手がふさがる状態で動き回らねばならんので、何気に必須アイテム。

ボディ的には特に見るべき所のない所謂 「戦後セミクローム型」 と呼ばれる物ですが、
さすがは後期に近づいた頃のボディなので使い勝手は素晴らしいまでに向上しております。



















08051403.jpg
新旧並べてみる (前面)


















08051404.jpg
新旧並べてみる (背面)






見た感じはそれほど変わってないんですよね。


今まで使っていた 「昭和10年初期型」 と呼ばれる方のボディは赤窓のシャッターは無しで
フィルムのガイド方法や圧板の形状など、現代の目で見ると非常に不安な作りですが、
「戦後セミクローム型」 になるとガイドローラーや今風の圧板でフィルムの安定性も向上。

レンズ周りの意匠もクロームメッキが施され、高級感が漂っておりますし
戦前型との最大の違いは Rokuoh-sha銘 から Konishiroku銘 になった事でしょうか。





ちなみに、タイトルの 「廉價なる豪華品」 は当時の広告に打たれていたコピー。


今時の中古カメラ屋さんに並ぶ時も 「さほど」 ぶっ飛んだお値段ではないんですよ
フィルムの都合上、それほど高値を付けられる物でもないのでしょうから。
だもんで、今買っても 「廉價=廉価」 である事に大して変わりはないのであります。
(豪華かどうかはこの際置いておきましょう、悲しくなりますから)





















08051402.jpg
で、開放で試写 (モデルは新宿駅前にも関わらずモンチッチ)
戦後セミクローム型 BABY PEARL  Hexar 50mm/f4.5  ACROS100





おっほー、さすがはライカ判より大きいフィルム面積だけあって古レンズでも真っ当な写り。


前から保有していた 「昭和10年初期型」 は後玉の取れない曇りでソフトフォーカスでしたが
今度の 「戦後セミクローム型」 のレンズは文句の付け所のないコンディションでしたので
これでようやっと ベビー・パール 本来の写りを楽しむ事が出来そうでございますよ。



速写ケース欲しさに買ったとは言え、決して安くはなかったので (と言って別に高くもないんですが)
これはこれでお散歩撮影時の大事な相棒になってくれる事は間違い無しですよ。

パーレット より小型ですから速写ケースに放り込めば機動性も向上しまくりですし
2台あれば万が一、片方が不調に陥っても慌てる必要が無くなると言うのも見逃せません。
速写ケースは簡単な補修で信頼性を得られる強度に復活間違い無しのコンディションですので
これは良い買い物をしたなぁ、と大満足な休日2日目の夕方だったのでありましたとさ。






しかし、こうなると最初期型も欲しくなってくるんだよなぁ、出物は無いけど

テーマ:モノクロ - ジャンル:写真

2008/05/14 20:45 | ベスト判 | コメント(4) | Trackback(0) | pagetop↑
お陰様で1,000回 (付録付き)
昨夜、ふと気付いてみると 999回目 のエントリを行ってまして。


と言う事はですよ、Junk貧乏は本日このエントリを持ちましてビックリ仰天な
1,000エントリ を成し遂げてしまったと言う事態になっているのでございます


2005年5月に始めた Junk貧乏 ですが、既に3年の月日が流れておりまして
最近は色々あって滞りがちな雰囲気もありますが、1,000回 ですかぁ…



いやぁ、枯れ木も山の賑わいと申しますか凄い量のテキストだよなコレ。




しかし、ブログ以前にやっていたHTML形式のWeb日記も5年分あるからなぁ。
一体全体どれくらい下らない事を書けば気が済むんだろ (ちなみにそっちは削除済み)

てなこって、1,000回目 を迎えた記念に本日は付録付きのエントリ。
付録と言っても自分のヲタ心を満たす為だけに用意したアイテムなんですが、
この際ですから使う人なんざ居ないって判ってはいるものの出してみようかと。
















08051302.jpg
ベスト判フィルムの外箱を作ってみたんですよ





自家カットのベスト判を楽しむ時、フィルム箱だけは 120 の物を使用してたんですが
雰囲気だけでも往時を偲ぼうと思いまして、「さくらフヰルム」 の箱を再現してみました。


もっとも、再現に尽力してくれたのは模写の技術に優れているヨメさんですが。


当時のフィルム箱の写真が載っている資料や自分で見たオリジナルの箱の記憶、
あとは 120 のフィルム箱の大きさから計算してベスト判サイズにしてみたのですが、
何となくソレッぽい仕上がりに大満足してみたりするのでありますよ。





















08051301.jpg

一応、元データがこれです




これを普通紙にプリントアウトして、それに合わせた厚紙などに貼り付ければ完成。


時間の都合上、今回は α版 なので完成度の低い辺りはご勘弁ですが、
これでも我が家の旧式プリンタでプリントアウトしちゃうとソレッぽいので
このままでも良いかなぁ、と思ってみたりもしております。

お子様向けの安い水彩絵の具で塗ったのでムラはありますが、
時間を掛けてポスターカラー辺りで仕上げれば更に完成度は増すとヨメさんの弁。





















08051303.jpg
組み立てて当時のカメラを横に置くとリアルさが増します






で、これをどうするんだ?って話があるんですが、それはまぁ…


何となく雰囲気を楽しみたいが故のモノでありますから、カットしたフィルムを入れ
出先でフィルムを装填する時に1人ニヤニヤ出来れば良いのであります (危ねぇなぁ)



一応、パンクロF の箱を現物が無いまま再現してみたので色々違うと思いますが
21世紀の現代、外でフィルムの詰め替えをやって 「その箱は違う!」 と突っ込みを
入れてくれるような奇特な方も余りいらっしゃらないでしょうから、とりあえず良し。


使用期限とかは加工したフィルムに準じて皇紀で書けば満足度は更に上昇。
2009年使用期限のアクロスとかを加工した場合、2669年○月で良いですから。

ただ、1,000回記念付録としたは良いものの、果たして使う人は居るんだろうか (居ないだろ)
なんと言うか、思いつきで付録のような感じにしましたが、意味は無いと言うことで。





さて、そんなこんなで次は 2,000エントリ 目指して頑張りますので、これからも宜しくです

テーマ:昭和の匂い - ジャンル:写真

2008/05/13 19:42 | ベスト判 | コメント(14) | Trackback(0) | pagetop↑
加工は慎重に
昨夜は貴重 (でもないけど) なベスト判フィルムを1本お釈迦にしまして。


失敗の詳細を単純に書くと 「リールへの巻き取りが出来なかった」 と言うだけで
もう少し突っ込んで書くと 「フィルムが途中で千切れまして」 と言う方向で。

自家加工のベスト判フィルムですから、そりゃまぁ色んな不具合を抱える要因があり
今回は加工時に使ったカットマシンのカッター刃、その老朽化と言う結論でございますよ。


カッター刃は適度な所で交換しないと切れ味は落ちてしまいますからねぇ。


切れ味が落ちた所でムリムリ1本加工したもんですから、途中でささくれたらしく
撮ってる最中に1回イヤな音がしたんですが、それを現像しようとしたら(略














07122701.jpg
と言う事で、不安だったからこっちを現像してみました
BABY PEARL  Hexar Ser.I 50mm/f4.5  ACROS100




ベビー・パール で使ったフィルムはカッター刃に問題の無かった頃の加工品。

今回の失敗は対策が非常に簡単ですから、次からは何とでもなるから良いとして
もう1本を処理して気になるのは季節柄、現像液の温度管理がやり難いと言う事。

昨夜、現像しようとして液温を計ってみたら何とビックリ 7.6℃ しか無く、
ファンヒーターの前で温めたりしてようやっと 20℃ を確保するに至りまして。
温めるのは良いものの、これまたやり過ぎると液温がオーバーしますし
温まってから放置してしまうと、あっと言う間に液温が急降下する季節。

家中を同じ温度に保てれば良いんですが、そんな勿体無い事は昨今の原油価格高騰では…




そんなこんなで、踏んだり蹴ったりな今日この頃でありましたとさ
(そんでも今日は早めに帰宅出来たから嬉しかったり)

テーマ:今日の独り言 - ジャンル:写真

2007/12/27 20:32 | ベスト判 | コメント(6) | Trackback(0) | pagetop↑
古本
戦前の古臭いカメラを使おうとすると本体以上に厄介なモノがありまして。


通り一遍の調べ物であればWeb上に公開されているデータで足りるのでありますが、
少し突っ込んだ部分を調べようと思うと古い話は中々出てこない、以前にマイナー過ぎて駄目。


と言う事でですね、最近は古書を漁る機会が増えているのですが、
価値があるんだか無いんだか判らんような小汚い古本が数万でやり取りされる世界。

これはまぁ、古カメラも同じような状況なんですがボロくても値段の付くものは高い
みたいな感じで、おいそれと増やしまくるワケにもいかんのであります。


















07120601.jpg
それでも欲しいから買うワケですよ




「パーレットの使ひ方」 と言う戦前に発行された貴重な資料。

それなりのお値段でしたが、約300頁に及ぶ様々な写真・撮影データ・テキスト等々
単純にお金の問題では無いっぽい歴史的資料と読んでも差し支えなし (大袈裟)。

何にせよ、1冊の古書であっても今となっては手に入れられぬ資料がテンコ盛り。

















07120602.jpg
無敵皇軍、無比のフヰルム




内容をそのまま撮るのはアレなので、広告部分を撮ってみたり。

発行が昭和12年10月ですから、盧溝橋事件などで世間がキナ臭くなり始めた頃、
内地はまだまだ平和だと言っても差し支えの無い頃の本でございます。


内容の方は至って普通で、旧字体である事さえ気にしなければ問題なし。

















07120603.jpg
当時のお値段は 2円20銭




物凄く適当に計算してみると、今の感覚で 3,000円 くらいだったと思われます。
もっとも、それを今 「古書」 として手に入れようとすると 3,000円 じゃ買えm (略


そんなこんなで、最近はこの手の本を色々と見ながら調べ物をしたりしておりまして
戦前のカメラ・写真に関する貴重なデータを蓄積している最中なのでございます。

当時、どんな本があったのかを調べるのに始まり、現物を探し出して入手可能か…
よしんば現物が残っていたとしても貧乏人に手出し出来る範囲なのか。
でまぁ、探し始めるとハマる毎度の悪いクセが出ますので以下略なのでございます。






こんなのに手を出し始めるとカメラを増やせなくなるからお気をつけをって話です

テーマ:今日の独り言 - ジャンル:写真

2007/12/06 20:22 | ベスト判 | コメント(6) | Trackback(0) | pagetop↑
意外と良さげな
この前のフォトセッションで使った昭和10年前期型のパーレット


修復を終わらせ、試写を数回行ったところで光線漏れが再発し
そいつを更に補修してからの撮影となったのでありますが、
さすがに今回は全て大丈夫な感じでございました。

と言うか、いい加減に実戦使用って感じなんですけどね。



近距離での撮影は心許ないファインダーを使うしか方法が無いのですが、
古い資料を見てみると、それに関する対策法なども書かれており
今度はその対策を施してから使ってみようと思います。
実戦と言いつつ、暫くはテスト撮影に没頭するような雰囲気でございますよ。


んでも、焦点深度表を参考にして絞りを決めて落ち着いてキチンと撮れば
雰囲気の良い写真が得られると言うのも判りましたので、これは暫くハマりそうな勢い。




















07120401.jpg
紅葉写真も非常に宜しい感じで撮れました
昭和10年前期型Pearlette  Optar 75mm/f6.3  ACROS100



f8 1/25 、接写アタッチメント使用と言った感じで撮ってみたんですが、
背景のボケは時代を考えると 「こんなモンか」 な雰囲気ではあるものの
トーンもそれなりで柔らかい描写を楽しむ事が出来るようです。



なんかですねぇ、これぞまさに古カメラですよ!みたいな感じ



ただまぁ、普通のカメラ以上に慣れが必要なカメラなので
相当に使い込んでいかないとイマイチどころではない写真を量産します。
フィルム加工のノウハウは既に充分と言っても良いくらいにありますし、
本腰入れて真っ当な写真を撮るべく精進するつもりであります、うひょひょ。




いえね、70年以上前の 「作品」 を大量に見ると真っ当な写真を撮りたくなるんですよ。
「さくらクロームスペシャル」 と呼ばれた当時の高感度フィルムは ASA50
通常の 「さくらクローム」 ですと ASA15 とかだったりと、現在とは雲泥の差。

ついでに、資料を見る限りでは非常によく使われていたと思われる 「さくらパンクロF」
この ASA感度 は 50 だったりしますから、単純計算でも今より辛そうなのは…


と思って、別の資料に目を通してみると ASA感度 は昭和35年に表示規格の変更があり
感度表示が2倍になったと言うらしいので、実際は今の ISO100 辺りと変わらんっぽい。
(この表示が2倍になったと言うのはモノクロフィルムだけらしいですが)


と言う事で、手持ちの ACROS を使い切ったら今度は Fomapan100 辺りの
渋めなフィルムで遊ぼうと思っている今日この頃だったりします。





あ、でも Fomapan100 って SPD で普通に現像しちゃって良いのかな?

テーマ:モノクロ - ジャンル:写真

2007/12/04 20:48 | ベスト判 | コメント(4) | Trackback(0) | pagetop↑
| ホーム | 次ページ